ブランドバッグのコーティング料金はいくら?相場と価格が変わる要因を解説
ブランドバッグは、普段使いする中で衣服との摩擦による擦れや、デニムからの色移りなどが生じることがあります。汚れや傷が目立つと、せっかくのバッグがくたびれて見え、持つ人の印象にも影響しかねません。こうした悩みの予防におすすめなのが、ブランドバッグ専用のコーティング。
ただ、施工を検討するうえで気になるのが料金ではないでしょうか。自分のバッグにはいくらかかるのか、何によって価格が変わるのか、依頼前に把握しておきたいところです。この記事では、ブランドバッグのコーティング料金の相場と、価格が変わる主な要因を解説します。料金を比較する際の確認ポイントも紹介しますので、大切なバッグの施工を検討する際にお役立てください。
ブランドバッグのコーティング料金はサイズと施工範囲で確認

ブランドバッグのコーティング料金は、バッグのサイズや施工範囲などによって決まります。外側のみで約5,000〜37,000円、内側を含む全面施工で約7,000〜55,000円が目安です。サイズ別の料金相場は、以下のとおりです。
| サイズ区分 | 外側のみ | 内側を含む全面施工 |
|---|---|---|
| S・小型 | 約5,000〜15,000円 | 約7,000〜21,000円 |
| M・中型 | 約9,000〜21,000円 | 約13,000〜28,000円 |
| L・大型 | 約15,000〜33,000円 | 約25,000〜44,000円 |
| XL・LL・特大型 | 約20,000〜37,000円 | 約33,000〜55,000円 |
※複数店の公開料金をもとに、主にガラスコーティングの基本料金を整理した目安で、クリーニング・補修・付属品などの追加費用は含みません。注意したいのは、S・M・Lといったサイズの基準が、店舗ごとに異なる点です。多くの店舗では、バッグの高さ・横幅・マチの3辺を合計して区分しています。
たとえば、高さ20cm・横幅25cm・マチ10cmのバッグなら、3辺の合計は55cmです。この大きさでも、Mサイズになる店舗もあれば、Lサイズになる店舗もあります。「小ぶりなハンドバッグだからSサイズ」とは限りません。形状が特殊でサイズを判断しにくいバッグは、商品名と写真を添えて相談すると、料金の目安を確認できます。
ブランドバッグのコーティング料金が変わる主な要因

ブランドバッグのコーティングには、おおよその料金相場があります。ただし、同じバッグでも依頼する内容や状態によって費用が変わるため、一律の金額にはなりません。ここでは、見積もりの金額を左右する主な要因を解説します。
バッグのサイズ|施工面積が広いほど料金が上がる
バッグが大きくなるほど、使用する液剤の量や塗布・仕上げの作業が増えるため、料金も上がります。多くの店舗が採用しているのは、高さ・横幅・マチの合計でサイズを分ける方法です。たとえば、横幅20cm・高さ12cm・マチ6cmのミニバッグなら、3辺の合計は38cmになります。これに対し、横幅36cm・高さ28cm・マチ14cmのトートバッグは合計78cm。同じ店舗でも、異なる料金区分に入る大きさです。
横幅だけで判断しないこともポイントで、同じ横幅25cmでも薄いクラッチバッグと、マチの広いバケツ型バッグでは合計寸法が変わります。商品名に「ミニ」「スモール」と付いていても、施工店のSサイズに該当するとは限りません。ブランドの商品表記と、施工料金のサイズ区分は分けて確認しましょう。
施工範囲|外側のみより内側を含む全面施工が高くなる
バッグのコーティングは、外側のみよりも内側を含む全面施工のほうが高額になります。施工する面積に加え、液剤を塗布する箇所や仕上げの作業が増えるためです。ただし、同じ「内側込み」でも、バッグの構造によって作業内容は異なります。仕切りのないトートバッグに比べ、収納スペースが分かれ、ファスナー付きの内ポケットがあるバッグは、細部まで施工する手間がかかります。仕切りの両面やポケットの奥まで施工するかによって、見積もりが変わる場合もあります。
そのため、料金を比較する際は「全面施工」という表記だけでなく、具体的な施工箇所まで確認することが大切です。たとえば、化粧品を入れる内ポケットを保護したい場合は、その内側まで料金に含まれるかを確認しましょう。リバーシブルのバッグも、両面を外側として使うことを伝えたうえで相談すると、希望に合う施工内容を確認できます。
コーティングの種類|液剤やオプションによって料金が変わる
バッグのコーティングには、ガラス系のほか、撥水性や抗菌・防臭機能を重視した種類があります。液剤によって料金と特徴が異なるため、普段の使い方や防ぎたい汚れに合わせて選ぶことが大切です。
| 種類 | 料金の目安 | 主な特徴・向いているケース |
|---|---|---|
| ガラス系 | 約5,000〜37,000円 | 日常の軽い擦れや汚れへの対策として用いられる。普段使いするバッグに基本的な保護を施したい場合の選択肢 |
| 撥水系 | 約4,000〜22,000円 | 水をはじき、水分による汚れの付着や染み込みを抑える。雨の日にも持ち歩くバッグや、水濡れが気になる布製バッグなどに適している |
| ガラス+銀配合タイプ | 約7,000〜28,000円 | ガラス系の保護機能に抗菌・防臭機能を加えたもの。毎日触れる持ち手などに、抗菌・防臭対策も取り入れたい場合に検討できる |
| セラミック系 | 約22,000〜55,000円 | 摩擦への保護などを重視した上位メニュー。艶が増すタイプもあるため、保護性能と仕上がりの両方を確認して選びたい場合の選択肢 |
※料金は、小型から特大型までのバッグの公開基本料金をもとにした目安です。同じ大きさ・施工範囲で比較した金額ではありません。
撥水加工は単独で施工する場合と、ガラス系への追加オプションになる場合があります。高額な種類ほど、どの素材にも適しているわけではありません。マットな革の落ち着いた質感や、スエードの毛並みを保ちたい場合は、施工後の艶や手触りまで確認したうえで選びましょう。
バッグの状態|クリーニングや補修が必要なら費用が加わる
使用済みのバッグは、汚れや傷みの状態によって、施工前のクリーニングや補修に費用がかかります。中古かどうかよりも、施工前にどこまで手を加える必要があるかが、料金を左右するポイントです。軽い汚れなら、基本料金内の簡易クリーニングで対応する店舗もあります。ただし、持ち手に染み込んだ皮脂の黒ずみや、内側に広がった化粧品汚れは、簡単な拭き取りでは落とせないことも。
こうした汚れを落としてから施工する場合は、別途洗浄費用が加わります。角が擦れて革の色まで落ちている場合は、汚れ落としではなく色補修が必要です。外側のクリーニングと染め直しを合わせて約3万円かかる例もあり、補修まで依頼すると総額が大きく変わります。コーティングだけで元の色に戻るわけではないため、傷んだ部分も整えたい場合は、補修を含めた見積もりで検討しましょう。
ブランドバッグのコーティング料金を比較する際の確認ポイント

ブランドバッグのコーティングは、表示料金が安くても、希望する箇所の施工や追加作業が別料金になっている場合があります。金額だけで選ぶと、予算を超えたり、期待した施工を受けられなかったりすることも。ここでは、依頼前に確認しておきたいポイントを解説します。
持ち手や金具まで見積もりの施工範囲に含まれているか
見積もりでは、バッグ本体だけでなく、持ち手・金具・ストラップまで施工対象に含まれているかを確認しましょう。「外側全体」と書かれていても、付属品まで一律に含まれるとは限りません。特に注意したいのが、取り外せるショルダーストラップやチャームです。本体とは別に、ストラップ3,300円、チャーム2,200円を基本料金として設定する例もあり、両方を追加すると5,500円の差になります。
革を編み込んだチェーンストラップは、革だけを施工するのか、金属部分も含めるのかで作業内容が変わります。持ち手の黒ずみを予防したいのに、本体の革だけの見積もりでは目的を満たせません。バッグ全体と付属品を並べた写真を送り、「持ち手の裏側」「チェーンの金属部分」など、保護したい箇所を具体的に伝えると、施工範囲の食い違いを防げます。
関連記事:ブランドバッグで特に汚れやすい5つの場所とは?きれいに使うためのポイントをご紹介
追加作業や郵送の送料を含めた支払総額はいくらか
料金を比べる際は、コーティング代に追加作業や往復送料を加えた、支払総額で判断しましょう。郵送対応でも、往復とも自己負担の場合と、片道を店舗が負担する場合では出費が変わります。「送料無料」の案内も、発送時と返送時のどちらに適用されるかで比較する必要があります。
使用済みのバッグでは、写真による見積もり後、実物の確認で洗浄や補修が追加になる場合もあります。追加料金が発生する条件に加え、作業前に金額の連絡を受けられるかも押さえたいポイントです。予算を超えて施工を見送る可能性があるなら、キャンセル時の返送料や見積もり料まで確認しておくと、依頼後の出費を把握できます。
希望する保護効果とバッグの素材に合った施工内容か
コーティングは、希望する保護効果と素材への適合をそろえて選びましょう。水をはじく施工でも、皮脂や化粧品などの油汚れ、衣服からの色移りまで同じように防げるとは限りません。たとえば、淡い色のバッグをデニムと合わせるなら、撥水性だけでなく、色移りへの対策も相談したいところです。持ち手にハンドクリームが付くことを気にしているなら、油汚れに対してどこまで保護できるかを尋ねると、目的に合うメニューを選びやすくなります。
素材も「革製」「布製」という大きな分類だけでは判断できません。表面加工のあるキャンバスにヌメ革の持ち手を組み合わせたバッグでは、本体と持ち手で素材の性質が異なります。スエードやエナメルも、一般的な革と同じ液剤・方法で施工できるとは限らないため、商品名と素材を伝え、同じ素材での施工例も確認しましょう。
関連記事:エキゾチックレザーのお手入れで気をつけたいこと|長くきれいに使うためのポイント
施工後の風合いや正規店での修理対応に影響がないか
施工前には、色・艶・手触りの変化と、正規店での修理への影響を確認しましょう。汚れへの保護を重視しても、お気に入りの質感が変わってしまうと、仕上がりへの不満につながります。たとえば、落ち着いた艶の革なら光沢が増えないか、スエードなら毛並みや手触りが変わらないかが重要なポイントです。似た色の施工写真だけでは手触りまで分からないため、同素材のサンプルや、目立たない箇所での事前テストに対応できるかも尋ねておくと判断材料になります。
さらに、ブランドによっては、正規店以外で修理・加工された製品の修理を断る規定があります。コーティングがその対象になるかは、ブランドや製品ごとの確認が必要です。将来、持ち手交換や縫い直しを正規店に依頼したい場合は、施工内容を購入店などへ伝え、修理受付への影響を確認してから判断しましょう。
関連記事:ブランド品コーティングのメリット・デメリットとは?大切なバッグを守るために知っておきたいこと
DIYなら費用を抑えられるが専門店とは施工内容が異なる

DIYコーティングでは、防水・防汚スプレーや皮革用の塗り込み型コーティング剤が約2,000〜3,500円で購入できます。専門店の外側施工は約5,000〜37,000円が目安のため、初期費用を抑えられる点がメリットです。ただし、防水スプレーには約2〜4週間ごとのかけ直しを前提とする製品もあります。塗り込み型も、保湿や艶出しを兼ねる商品があり、専門店の施工と同じ効果・仕上がりになるとは限りません。
専門店では素材や表面加工に応じて液剤を選び、塗布・乾燥まで管理します。DIYでは、液のかけすぎによるシミや、艶・色の変化に注意が必要です。補修費用がかかる可能性も踏まえ、素材を判断できないバッグや風合いを保ちたい一品は、施工前に専門店へ相談しましょう。
関連記事:撥水スプレーとブランド品コーティングの違いとは?大切なバッグを守るならどっち?
ブランドバッグのコーティング料金に関するよくある質問

ブランドバッグのコーティング料金の相場や、価格が変わる要因を解説してきましたが、依頼を検討する中で、効果の持続期間や再施工の費用など、まだ気になることもあるのではないでしょうか。ここでは、コーティングとその料金に関する6つのよくある質問にお答えします。
コーティングは一度の施工で何年くらい持つ?
バッグのガラスコーティングは、1〜3年程度を目安とし、当店では3年前後を想定しています。ただし、使用頻度や摩擦によって持続期間は変わるため、バッグ全体で同じ期間が続くわけではありません。毎日握る持ち手や、衣服と繰り返し擦れる背面は、接触の少ない部分とは使用条件が異なります。毎日使うバッグと、月に数回持ち出すバッグでも差が出るものです。年数だけで再施工を決めず、使用頻度と汚れの付き方を施工店に伝え、状態に合わせて判断しましょう。
再施工には初回と同じくらいの料金がかかる?
再施工の料金は店舗や作業内容によって異なり、初回より安くなるとは限りません。同じ範囲を施工し直す場合は、まず初回と同程度の費用を目安に予算を考えましょう。使用後は、初回になかった皮脂汚れや色移りの処置が加わり、総額が増える可能性もあります。反対に、持ち手など一部分だけを再施工できれば、全面施工より費用を抑えられることも。ただし、部分施工への対応は店舗ごとに異なるため、再施工の料金設定と併せて確認しておくことが大切です。
エルメスなど高級ブランドは施工料金が高くなる?
高級ブランドだからという理由だけで、施工料金が一律に高くなるわけではありません。サイズと施工範囲で料金を設定する店舗もあれば、バーキンやケリーなどを個別見積もりとする店舗もあります。同じモデルでも、大きさや革の種類、付属品によって作業内容は異なるものです。「エルメスのバッグ」とだけ伝えるより、「ピコタン・ロック18、トリヨンクレマンス、内側も希望」のように具体化すると、見積もりもスムーズになります。素材が分からない場合は、購入時の商品情報や写真を添えて相談しましょう。
コーティング前のバッグのクリーニング代はいくら?
軽い汚れを落とす簡易クリーニングは基本料金に含まれる場合があり、別料金なら数千円が目安です。本格的な洗浄を専門業者に依頼する場合は、約7,000〜17,000円程度の料金例もあります。ただし、洗浄だけの料金と、色補修まで含む料金は分けて考えましょう。角の色落ちや落としきれないシミを整える場合は、合計で約3万円かかる例もあります。当店は大掛かりなクリーニングを行わず、クリーナーで落とせる範囲の対応となるため、汚れが気になる場合は事前にご相談ください。
安いお店と高いお店の違いは?
施工範囲や液剤が同じなのに料金が大幅に安い場合は、下準備や仕上げにどこまで手をかけているかを確認しましょう。価格だけで断定はできませんが、汚れ落としを簡単に済ませたり、塗布回数や乾燥時間を減らしたりして、作業時間を短縮している可能性もあります。
たとえば、持ち手の付け根や縫い目まで丁寧に施工する場合と、広い面を中心に塗る場合では、手間が異なります。安さだけで選ばず、細部の施工範囲や乾燥工程について、具体的な説明を受けられる店舗を選びましょう。
どんな状態のバッグだとコーティング料金が高くなる?
洗浄や補修の作業が増えるバッグは、コーティングを含めた総額も高くなります。具体的には、持ち手に染み込んだ黒ずみ、広範囲のカビ、内側の化粧品汚れ、角の色落ちなどがある状態です。たとえば、表面のほこりだけなら簡易清掃で済んでも、カビや染み込んだ汚れには別の処置が必要になります。角の擦れによる色落ちは、洗浄だけでは戻りません。べたつきや表面の剥がれがある場合は、追加料金以前に施工できるかの判断が必要なため、傷んだ部分の写真も添えて相談しましょう。
ブランドバッグのコーティングはミロワールコートへご相談ください
ブランドバッグのコーティング料金は、サイズや施工範囲、液剤の種類、バッグの状態によって変わります。同じ「全面施工」でも、持ち手やストラップなどが含まれるかは店舗ごとに異なるため、比較する際は施工内容と支払総額をそろえることが大切です。大切なバッグを長く愛用するためにも、価格だけで選ばず、素材への適合や仕上がり、預かり中の管理体制まで確認したうえで依頼先を選びましょう。
ミロワールコート千葉店では、カーコーティングで培った液剤の知識と施工技術を生かし、素材本来の質感や風合いを大切にしながら、一点ずつ丁寧に施工します。お預かり中は24時間管理のセキュリティと損害保険を備えた体制で保管。職人や施工環境を実際に確かめたい方には、個別のアトリエ見学も承っています。当店の代表的なバッグの参考料金は、以下のとおりです。
| サイズ・代表的なバッグ | 外側のみ | 内側を含む全面施工 |
|---|---|---|
| Sサイズ シャネル「ミニ フラップ バッグ」 |
13,300円~ | 20,600円~ |
| Mサイズ ルイ・ヴィトン「スピーディ・バンドリエール20」 |
20,600円~ | 27,800円~ |
| Lサイズ エルメス「ピコタン・ロック18」 |
32,600円~ | 43,600円~ |
| XLサイズ ディオール「ブックトート ミディアム」 |
36,300円~ | 54,500円~ |
バッグだけでなく、財布や靴、アクセサリーなどのコーティングにも対応していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。




